母と私の奇跡の介添えストーリー#15

「私の母は…天界一仕込まれた根性 」


2021年12月 友引


母が家で生活するにはいろいろな問題があった。

病院ではお粥中心だったので、母の体が固形食に合うか…

またトイレなど日常生活動作はできるか心配だった。

一方母は家族に迷惑をかけたくない一心で、病院のベッドでスクワットや体操、

息が苦しくなれば酸素チューブに頼らず腹式呼吸で整えていた。

見えない努力は身を結び生活に必須だった酸素ボンベはいらなくなった。

あとは退院することだけを目標に精進していた。

母が入院中、心を寄せてた親戚がこの世を去った。


親戚:「私の病気はよ… 何万人に一人の難病なんだってさぁ…」

心は落ち込み生きる力はなくなってた。

同業者で嫁同士、お見舞いに行った際はお互い励ましあってた。

母が家に戻ってから数日がたった頃、心の目が覚めるような話をしてきた。


母:「オレ、手紙をもらった時もうダメと思ったよ… だけどなぁ… なんかお腹あたりからモクモクとなにか湧き上がってくるんだよ。それから…生きなきゃなって思ったんだよ!」

手紙をそんなふうに感じてたのか…

人間は…

魂と身体が別物でまた生きようとする意識は、

見えない何かが後押しするのだと母の話を聞いて理解した。

今までの徳の積み立てを自然にしてた母は生きることに使った。

また難病の親戚の人は、長い間宝くじを買っていて何ヶ月前にロト6当選した。

そのお金でシステムキッチンを買った。

また店も好調で繁盛をしている。

この未来を親戚の人が望んだならきっと幸せなのでしょう。


最後に、

母の命の記録を振り返ると私も様々な感情を経験しました。

また人生も劇的に変わりました。

この一年は見えない何かのお陰です。

貴方の見えない努力は人だけじゃない。

多くのものに見守られてることを信じてください。

いつかネガティブな出来事があったら

それがギフトであり、切り替えるタイミングです。

この体験がなにかのヒントになれば

幸いです。

ありがとうございました。